印刷物やWEBなどデザイン作業をする前に確認しておきたい項目をいくつかご紹介します。
デザインする上で確認・意識しておくと、お互いスムーズに進めることができます。
はじめに:制作内容の確認
依頼内容を確認する際、相手の認識とズレが無いように作業前の段階で、対応範囲や制作数などしっかりすり合わせしておきましょう。
確認事項
例)バナーの場合:サイズ(横○×縦○px)、ファイル形式(jpg/png/gifなど)、掲載用途、文言/参考イメージ/素材の有無など。
他にもマーケティング・デザイナー目線で提案があれば是非してみましょう。
内容・構成
内容(文言)や構成の有無など事前にしっかりと確認します。
先方からラフ案などワイヤーフレームがある場合は、それに沿って制作を進めていきますが、無い場合はコンセプト・ターゲット(ペルソナ)・セールスポイント・リサーチ・5W1Hなどに沿って各媒体に合った訴求方法を決めていきます。
ターゲット
例)20代後半〜40代女性、知識は無いが関心が高い、キャリアアップを目指す人など
どんな人に何をどう伝えるかを5W1H(誰に・何を・なぜ・いつ・どこで)で訴求の方法を考えると、軸がブレずに進められます。
参考イメージ・方向性・リサーチ
先方が希望する参考イメージ・方向性がある場合は参考にしつつ、ターゲットに合う方向性で進めていきます。
参考イメージは無くても問題ないですが、掲載場所やターゲットを意識して方向性はしっかりリサーチして決めておくとズレが無く進められます。
納期スケジュール
フリーランスのデザイナーはもちろん、会社員としてデザイナーをしている方も、まずはスケジュールを確認して先方またはディレクターなどに初稿の提出予定日などを伝えておきましょう。伝えていなければ、相手も不安になり聞く手間も増えるため、こちらから積極的に何度も伝えるようにするとコミュニケーションが円滑に進みます。
実際に作業開始
構成・ラフ
まずは手書きでラフを描いてみるか、パソコン上でモノクロでざっくり構成を組んでいきましょう。
参考イメージも見ながら、構成の参考になりそうなところは参考にしてオリジナル要素に変えていきます。
頭の中から書き出してみると、いろんな案が出たり、比較して考えがまとまりやすくなります。
デザイン
ターゲットや方向性に沿ってデザインしていきます。
まずはモノクロでテキストなどを大まかに配置したところから、徐々に細部を詰めていく流れで制作していくと、迷ったりやり直したりの手間が減るのでオススメです。
また、決まった情報(詳細など)から先に入れていくと、訴求の割合も定まって作業が捗ります。
何度も客観的に確認し、視認性など注意しながら完成させていきます。
初稿提出・修正
デザインができたら、jpgかpng(または先方希望のファイル※確認提出の際は、編集データは提出しなくてOK)で書き出してファイル名語尾に日付「○○_230418」(※○○には英字で商品名やサービス名など)を付けて提出します。
先方に確認後、修正がある場合は対応していきます(修正前のデータも置いておくと、「やっぱり前のものにして欲しい」といった時に困ることなく対応できます)。
また、修正のコメントでより良い案などがあれば別案として提出するのもアリです。
完成
先方からOKいただいたら、指定ファイル形式で納品します。※ファイル名に「FIX」と書いておけばわかりやすいです。
また、複数ある場合は「jpg」と「psd」など形式ごとにフォルダを分けておきましょう。
最後にひとこと
デザインは初めの段階が大切になってくるので、自分のやりやすい方法で進めていきましょう。
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